« KNT Music:2007年音楽会 Summer Garden 無事終了致しました | トップページ | コラム:セルフ・クリエート vol.2 »
[ コラム:セルフ・クリエート vol.1 ] エントリー

August 08, 2007

コラム:セルフ・クリエート vol.1

03.jpg
 「十五、十六、十七と、私の人生暗かった~」  と、藤圭子は歌った。張りのある声で、ビブラートをきかせて、睫ぎりぎりの前髪で。藤圭子は暗かったというが、では、私はどうであっただろう? 十五、十六、十七歳といえば、ちょうど高校生の頃。一つだけ、はっきりしていることといえば、それは、それほど明るくはなかったということ。皮肉のように聞こえるかもしれないけれど、実際のところ、明るく元気な、いわゆる「健全な」高校生なんて、そういなかったと思うのだ。


 大人たちは、ティーンエージャーに、輝かしい日々を、めいっぱい生きることを、執拗に求める。だけど現実は、なかなかそうもいかないもの。思い出して欲しい。高校生の頃の自分は、どうであったかを。身体がだるくて、眠くて、勉強も面白くなくて、その上、爽やかな恋愛なんか、全体の一割くらいしか、できていなかったんじゃないかな。「明るく元気な、いわゆる『健全な』高校生」なんて、演じるのも難しかったはず。マンネリズムの毎日の中に、明るさなんてない。学校という小さなシンジケートの中で、暗くて窮屈な気持ちで生きていた人は、少なくないはず。


 そもそも、暗く窮屈な「独房」に、ティーンエージャーを送り込んでいるのは、紛れもない。大人である。ちょうど今、袋小路に追い込まれている安倍政権だけど、ようやく、教育システムにメスを入れ始めてくれた。メスを入れた途端に、文科省宛に手紙が送られたり、先日の参院選で、安倍政権自体が転がり始めてしまったけれど、教育システムの解体を怖がったり、面倒くさがっているうちは、渋谷は「だるい若者」の溜まり場のままだし、だるければ、勉強だってするはずないし、健やかに、「大人」へと成長できるわけがない。そのことを、ようやく気づき始めてくれたのかな。とはいえ、相変わらずのスローペース。責任の取り方を知らない大人たちが、責任重大な「教育」というものに、手を伸ばしたくないのは、当然と言えば、当然のことなのだけれど。(続く)

※写真は筆者子供の頃。歯が抜けるらしく姉と一緒に口のなかを覗き込む。
【KNT ROOM】私のHPです

投稿者 きつね子たぬき : August 8, 2007 11:35 AM

コメント

コメントしてください




保存しますか?