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July 03, 2007

コラム:光の飛行~夏目漱石からのメッセージ~ Vol.2

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 夏目漱石は、頑固で有名です。本人も、自分を頑固な人物だと認めているくらいです。しかし、『私の個人主義』を読み終えて以来、私は漱石を、何て素直な人なのだろう、と感じるようになったのです。いや、素直な人だと信じています。私は不思議でならないのです。人々が、漱石を頑固だとか、強情だとかと言うことが。漱石の頑固は、ただの頑固ではないはずです。力強い意志と信念からくる「譲れない気持ち」のことです。自分の心を真正面で捉え、そこに突き進む人を、人はなぜ頑固だと言うのでしょう。

 ところで、私たちの心の中には、たくさんの気持ちが入っています。優しさ、悲しさ、嬉しさ、憎しみ、嫉妬……。心の中にあるいろんな気持ちの中で、私が本当に素晴らしいと思える気持ちは、「生きようとする気持ち」です。そして、この「生きようとする気持ち」には、二つの種類があって、一つ目は、本能として、命を守ろうとする「生きようとする気持ち」。二つ目は、人生の目的を果たそうと「生きようとする気持ち」です。つまり、一つ目は、命のために生きること。二つ目は、夢のために生きることです。


 そして、一つ目にしろ、二つ目にしろ、生きるためには、力強い信念と、暗闇の中でも恐れない勇気が必要になります。漱石は、俳句にも表れているように、文学に対する強い信念と、目的を果たそうとする勇気を持った人です。その力強い信念と勇気とが、単純に頑固だと理解されてしまっただけであります。しかし、そのような気持ちは、本当に頑固と表現してよいのでしょうか。(続く)【KNT ROOM】
【ポエトリーリーディング KNT Music】
写真提供【SWEETNESS FOLLOWS】

投稿者 きつね子たぬき : July 3, 2007 11:58 PM

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