February 08, 2007
夜を飛ぶ鳥

いつしか 夢見ることを忘れてしまった
明日が来るのが待ち遠しくて
はやる気持ちを抑え切れなかった 夜
あの頃は 未来が無限に広がっていて
走ることが 最大の喜びだった
立ち止まることなど 考えなかったのに
ぽっかり空いた胸の中
やけに綺麗な空の色
剥がれ落ちた夢の跡を
一体いくつ 私は見落としたのだろう
いつまでも
疲れきった毎日を
舌に転がしていてはいけないわ
手を伸ばして 胸の底に眠る実を掬い上げれば
いつだって 夢はまた花開く
ああ 忘れていた感覚を
少しずつ 思い出してきた
くすぶっていた灰を完全には消せずに
時々燃え上がる火花を じっと見つめていた
あの時 諦めの悪い私がいてくれたから
炎は再び燃え上がり
今 この瞬間がある
そうだわ 夢は蘇るんだわ
きっかけを探そう
空の裏に 星の後ろに
ああ 人生はやり直せる
何度でも そう、何度でも
夢を見たい
夢を見たい
どんなに困難な道に生きても
夢を見たい
軽はずみな言葉じゃなくて
風をしっかり掴んだ翼で
私は私の夜を飛び越え
朝日を迎えたい
夢
この言葉にはたくさんの奇跡が詰まっている
人生には必ず
夜明けがあるから
漆黒の闇に負けずに飛び続けて
疲れてしまったら
時々 梢に止まって
そしてまた 飛べばいい
そうだね
人生にはうまく行かない時もある
不安な気持ちを隠せない時も
笑えない時も
泣けない時も
声さえ出ない時も
それでも 飛ぼう
生きている限り 日は昇る
【作品への思い】
足を前に踏み出せなくて、閉じこもっている日々を「夜」に重ねて描いてみました。
この作品は夏のポエトリーリーディングでも発表する予定です。ピアノ曲も2ヶ月くらい前にできて、 今はピアニストさんが練習して下さっていますが、ピアノ曲のみでも聴けるような、音楽に仕上がっています。
私の詩のほとんどは象徴詩。『汚れてしまったあなたへ』などは特にそう。 最近は、もう一度この象徴詩への追求をして、もっと詩歌の勉強をしていきたいなと思っています。
きつね子たぬき
投稿者 きつね子たぬき : February 8, 2007 10:38 AM
コメント
初めまして。夢想詩様のお詩らせぼーどから来ました。
「どこが」と特にいえないのですが、とても前向きな表現で、ココロに染み渡ってくるような感じがしました。
私も詩を書いています。
よければのぞきに来て下さい。
投稿者 のんのん : March 10, 2007 10:31 AM
>のんのんさん
はじめまして。コメントどうもありがとうございます。
ブログにお邪魔させて頂きました。『サンタさんへ』に込められた気持ち、共感できます。若い頃のエネルギーや主張って、大切に育てていくと、とっても綺麗な花が咲くんです。のんのんさんの花も、きっと見事に咲くでしょうね♪ それから、作品の前後の☆やキラキラ(?)もかわいいですねぇ!
これからも更新していきますので、またどうぞ遊びに来て下さい。
投稿者 きつね子たぬき : March 10, 2007 02:22 PM