![]() ![]() 後藤理絵 ---------- ア・ビアント じゃ、またね。 後藤理絵(ごとうりえ) ア・ビアント じゃ、またね。 人は、別れ際に、次に会えることを期待して「小さな約束」をしている。挨拶には、未来を案じる祈りも籠められている。 ア・ビアント。「またすぐに(会おう)ね」。この言葉の響きと余韻が好きだ。風のごとく軽やかに交わしたあとで、また風とともに出会いを運んでくれる気がするから。
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サジをなんども投げかけた
器用でないから
うまく投げることが
できなかった
サジをなんども投げかけた
近くの飲みかけの
冷めたお茶を
かきまぜた
ふるい傷のむねの
もっと奥がうずをまいている
悲しくなって
サジが投げたくなった
寂しくて
サジを舐めている
味は無くて
とても冷たいプラチナ製
投稿者 riegoto | 03:06 PM | コメント (0) | 詩
投稿者 riegoto | 08:00 PM | コメント (0) | PODCAST
投稿者 riegoto | 06:35 PM | コメント (0) | PODCAST
投稿者 riegoto | 07:26 AM | コメント (0) | 立読み
本を創ろうと思ったきっかけは?
最初から「本」にする自信はなかったので「読みたい」と言ってくれる人がいたことが大きなきっかけになりました。そして何よりも作品を通して企画担当者に出会ったことでした。今しかないと思いました。
タイトルの意図は?
人と物や場所と・・出会ったその場面に焦点を絞っています。フランスで友達同士が別れるときに使う挨拶「ア・ビアント」。会いたい人と、また会えるかもしれないという希望を込めて。
今回の作品でこだわった点は?
原稿整理の段階で、長いものは2ページ見開きで収めるように修正を加えました。次を開く前に場面が一つ完結するようにしたかったからです。
自分の本をどんな人に読んでほしいですか?
まずは、友人や遠く離れて連絡先がわからなくなってしまった人に届いてくれたら嬉しいと思います。そして「今、遠くてなかなか会えない人がいる」と感じている人に開いて、読んで欲しいと願います。
創作中、どんなことが楽しかったですか?
パズルを完成させる喜びに似ている気がします。今の感覚に見合った言葉が出てきたり、それ以上のものが拾えたときにピタッ、すっきり・・みたいな。それでも、心や気持ちは浮遊して存在しているものなので、言葉を捕まえるということはとても難しく、もどかしいことですね。
創作活動の他に夢中になっていることは?
ガーデニング、サイクリング
創作するときの習慣は?
日記のように書く。一気に書いて、何度も修正しない。
創作に対して心がけていることは?
気負わない。自分が好きになれない言葉は使わない。
どんなときにインスピレーションがわきますか?
普段「何か」に触れたとき。特に「どんなとき」という限定をしない。
本を書くことで何を一番伝えたいと思いますか?
書こうと思えば、誰にでも書けるものだと伝えたいです。これを詩だと思ってくれても詩と思ってくれなくても、とにかく簡単な言葉で伝えられることもあるんだなぁと思ってくれたらそれが一番嬉しいです。
後藤理絵(ごとう りえ)
東京都在住。俳優として映画、テレビ、演劇などに出演しながら、シナリオ執筆、詩作をはじめる。またポップスや合唱曲の作詞も手がけ、自らもボーカリストとしてライブ活動をするなど、様々なジャンルで活躍する。
現在は、詩作、リーディングライブなどでの活動の他、詩集のディレクションや関連イベントの企画・プロデュースに携わる。
本作品は、最近2年間に書いた作品をまとめた第一詩集となる
投稿者 riegoto | 07:16 AM | プロフィール
素っ気ないけど、どこか思わせぶりな言葉の数々。いろんな場面に浮遊している作者の
気持ちは季節の移り変わる様子に似て、つかめそうでつかめない感覚を与えている。
一度しか訪れない場面や瞬間をつかみとりたいという儚い希望と次の「出会い」への
期待を込めた合言葉「ア・ビアント」。誰もが(特に女の子が)共感できるような、
そして誰にでも書けそうな印象を与えているのが特徴の一冊です。
小さい頃から歌うのが好きで、よく歌っていた。
それは母が歌ってくれた歌、テレビから流れていた曲、自分のオリジナル(即興の)作詞作曲の歌。
その記憶は鮮明に残っている。目の前にあるものは全て「歌」になっていた。母は、そんな私を微笑みながら放っておいてくれた。歌うことが最初のことばとのふれあいだったようにおもう。とくに口笛が好きな父との外出には心が躍った。車の中で歌うと、父が合わせて口笛を吹く。3,4歳の頃の私は教師だった父と時間が取れなかったこともあり、このコミュニケーションが気に入っていた。少し大きくなっても、私はいつも歌っていた。歌うのが好きで好きで仕様がなかったのだ。
しかし、いい加減大きくなった子供には窮屈になる。それが許されなくなる。
テレビから流れる曲を一緒に歌うなど恥ずかしなり、いつしか、ことばは「書く」という行為に代わっていった。
気に入った歌詞をノートに書きまとめる。耳で聞く、書き留める。気に入った言葉を自分のノートに書いていく。
新しい、自分の唄が出来上がって行った。それを、出鱈目に弾いたピアノの音にのせるのも好きだった。
(注;ピアノの練習は嫌いだった)絵を書くことも文字を書くことも私には同じように楽しかったのだ。
投稿者 riegoto | 07:25 AM | コメント (0) | 日記
悩んだけれど、最初にイメージしたものにしました。原稿をまとめていたときに、ふっと「女の子の顔」がいい!と思っていたので、それをイラストレーターである友人に話をしたところ、描いてくれたものが使えて本当に良かったと思っています。文字を活かすというオーソドックスなものにも魅かれ最後まで悩みました。しかし第一印象は重要!最終的には「女の子」に決定しました。イラストレーターさん、デザイナーさん、一緒に悩んでくれた皆さん、ありがとうございます!!

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